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2013年11月8日

オイルヒーター

オイルヒーターとは、「オイルが充填された放熱器」という意味です。このオイルは灯油のような燃料とは違います。密閉された容器の中にオイルを閉じ込め、それを電熱器によって温めて循環させ、放熱板から放熱することでお部屋を少しずつゆっくりと暖めてゆくタイプの暖房器具です。このオイルは本体の内部を循環し、機器を暖めるためのもので、難燃性のオイルです。本体に密閉されており、石油ストーブのように定期的に燃料を補充する必要はありません。
セラミックファンヒーターと、決定的な違いがひとつあります。それは、速暖性です。セラミックファンヒーターのほうは、スイッチを入れますと、ほとんどすぐに温風がでてくるのに対しまして、オイルヒーターのほうはゆっくりと熱を放射してゆきますから、暖まるまでにはかなりの時間がかかります。そして、両者ともに、お部屋全体を暖めるには、少々、パワー不足な面もあります。大き目のかなりパワーが強いタイプのものであっても、寒冷地では満足がいかないかもしれません。
電気屋、家電ショップに行ってみると、デロンギのオイルヒーターがたくさん並んでいます。デロンギは、イタリア発の世界屈指の家電メーカーなのです。独自に開発したポータブル型オイルヒーターは、世界約60の国と地域で、累計約5000万台の販売実績を誇っています。これによって、世界屈指の家電メーカーへと成長を遂げました。デロンギのオイルヒーターの魅力は、なんといっても安全性です。また、快適性も高く評価されています。日本でも、300万台以上売れており、愛用者は増加中です。
火を使う暖房器具は、使っていて空気が乾燥する、暖まりすぎて違和感を感じる、空気が汚れるから定期的に空気の換気が必要などという欠点がありました。しかし、デロンギのオイルヒーターは、これらの問題をほとんどクリアした暖房器具なのです。赤外線が直接ぬくもりを伝えますから、体への負担が少ない暖房器具と言えます。また、室内の空気をきれいなまま、部屋を暖めることができ、空気の乾燥も気になりません。発火、燃焼がない為、やけどや火事の心配はいりません。とにかく安全性が高いです。赤ちゃんやご高齢の方、家族全員に優しい暖房器具が求められている近年。面倒な灯油等、燃料の交換が不要なので、お手入れも楽です。操作も簡単で高齢者でも簡単に使いこなせます。オイルヒーターは、温風も出ませんから、ホコリやダニの死骸、花粉、ペットの毛などのハウスダストを巻き上げは気にならないと思います。ですから、アレルギーにお困りの方にも安心して使える暖房器具としておすすめです。
オイルヒーターは部屋が暖まるまでに時間を要し、消費電力も大きく、つけっぱなしにすると電気代もかかります。オイルヒーターはオイルが温まると電気を止めても暖房効果が長く持続するので、その特性を利用して電力消費を調整します。タイマーによる時間ごとの切り替えスイッチを最適に選ぶことによって調整します。消費電力を段階に応じて変えることもできます。デロンギのオイルヒーターには電力消費を節約するためのエコ運転もついていて、サーモスタットの機能により、一定の温度をキープしてくれます。。
オイルヒーターはスポット的暖房器具ではなく、エアコンのように部屋ごと暖めるものです。エアコンだと、足元だけ冷えたり、上のほうは暑くなりすぎたり、暖かさが上と下で同じでないことがあります。が、オイルヒーターの場合は、温度のムラができにくいと言われています。
オイルヒーターは使い方にもよりますが、ほかの暖房器具と比較しても、光熱費としてかかる電気代は高くなりがちです。一番、コストパフォーマンスが良いと言われているエアコンと、オイルヒーターにかかる電気代を比較してみると、どうでしょうか?古いエアコン、例えば数年前のエアコンであっても、オイルヒーターの電気代の3分の1ほどになるそうです。
デロンギ製のオイルヒーターの場合、かかる電気代は、1時間あたり、25円程度と言われています。これは、一般的なオイルヒーターに比べて、5円ほど高い電気代です。現在、人気を集めているユーレックス製品は、省エネにこだわって設計されていますので、電気代も安心です。オイルヒーターのデメリット、「暖まりにくい」、「即効性がない」、「電気代が高い」などの項目を改善しています。最新型のオイルヒーターは、室温を検知するセンサーがついていて、14度から26度の間で、好きな温度に設定しておけば、その温度にあわせるように、自動的に運転したり休んだりしてくれるのです。ユーレックスのオイルヒーターは通常運転ですと、10時間使用した場合、電気代は約120円と言われています。

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